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シロアリの生態を理解することが駆除への第一歩

シロアリのことは、知っているようで実はあまりよく知らないことが多いのでは?シロアリを効果的に駆除するためには、まずはシロアリの実態を把握する必要があります。実際に、どのような場所に生息しているのか、またどの季節に多く発生するのかなどを知っておくと、シロアリ対策に役立ちます。また、シロアリ被害は、羽アリの発見がきっかけになることも多いですが、羽アリとシロアリの違いについても押さえておきましょう。
そこで、この記事では、私が調べたシロアリの生態について、ご紹介したいと思います。

シロアリと羽アリの違い

まず、シロアリと羽アリの違いを把握しておきましょう。
被害が見つかるケースでは、窓から羽アリが飛び出てきたことがきっかけになったりすることが多いです。
そこで、一般的にはシロアリ=羽アリというイメージがありますが、これは果たして正しいのでしょうか?
私が調べたところ、実は、シロアリ=羽アリとは限らないのです。
シロアリは、羽アリになると飛び出してきますが、他の種類のアリでも羽アリはいます。
そこで、羽アリがすべてシロアリと言うことではなく、シロアリは羽アリの1種であるということです。
一般的な羽アリとシロアリの見分け方は、シロアリの触角は数珠状でまっすぐですが、普通の羽アリは「く」の字形です。身体の形は、シロアリはずん胴ですが、普通のアリはくびれています。シロアリの羽根は前後の羽の大きさが同じで、羽根がすぐに取れやすいですが、普通のアリは、前羽の方が後ろの羽より大きく、羽が取れにくいです。
さらに、群飛時期も異なり、シロアリは4~5月に群飛しますが、普通のアリは、種類によって春先から初冬まで様々です。

シロアリの種類

次に、シロアリの種類をご紹介します。
日本でよく見られるシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。最近では、これに足して乾燥材を好むアメリカカンザイシロアリによる被害も増えています。
これらのシロアリの違いは、以下のようなものになります。

分布地域

まずは分布です。ヤマトシロアリの場合、北海道北部を除く日本全土です。イエシロアリは、千葉県より西の海岸線沿い、温暖な地域に分布しています。南西諸島や小笠原諸島にもいます。アメリカカンザイシロアリは、宮城県から沖縄までの24都府県に点在している状況です。

体長

羽アリの体長も異なります。ヤマトシロアリは4.5~7.5mmで、イエシロアリは7.4~9.4mm、アメリカカンザイシロアリは6~8mmくらいです。

体色

体色にも違いがあります。ヤマトシロアリは黒褐色、前胸背板が黄色ですが、イエシロアリは黄褐色、アメリカカンザイシロアリは赤褐色ないし黒褐色です。羽の色は、ヤマトシロアリが淡黒褐色・半透明、イエシロアリが淡黄色・半透明、アメリカカンザイシロアリが褐色で、前縁部は特に濃色となっています。

シロアリの大好物

シロアリの大好物は、どのようなものでしょうか?
この点、一般的にシロアリは、木材を好むと考えられています。
実際に、シロアリは木材があるとよく食べます。このことがあるので、鉄筋などの場合にはシロアリがわかないと思われています。
木材の種類には、特に好き嫌いはないようです。檜は食べないなどと言われることもありますが、実際には檜材でも被害事例があり、安心できません。
また、木材に限らずプラスチックや発泡スチロールでも食べてしまうことがあるそうです。
好物ではないのかもしれませんが、汚くしておくとその分シロアリが巣くうリスクが高まるということです。
シロアリ被害を防ぎたいなら、木材建築の場合どのような素材でも注意やケアが必要ですし、家を汚くしておかないことが大切です。

今回は、シロアリの生態をご紹介しました。シロアリと羽アリには違いがあり、シロアリにもいくつかの種類があります。春先から初夏にかけて発生することが多いので、木材建築の場合には十分注意しましょう。